俺と牛股権左衛門の話
突然ですが皆さんは牛股権左衛門をご存知だろうか
牛股権左衛門というのは漫画『シグルイ』に出てくるキャラクターで、このシグルイは全15巻、秋田書店の月刊漫画雑誌『チャンピオンRED』に、2003年8月号から2010年9月号まで連載されていた作品である(Wikipediaから引用)
このシグルイという作品は原作の『駿河城御前試合』の第1話「無明逆流れ」に忠実でありながらも漫画オリジナルにも富んだ作品であり、15巻という中編作品の中で無駄なエピソードもなく最終話はとても美しい、俺の好きな漫画ランキングを作るなら間違いなく上位に入ってくる作品です。
ちなみにアニメはクソ
原作は小説なのですが読んでおくとああ、このキャラがこんなとこに出てくるのか的な楽しみ方ができるので興味のある方はそちらも是非どうぞ
このシグルイは盲目の侍VS隻腕の侍というシーンから始まりその2人の因縁について綴られているわけですけど、俺がここで語りたいのは牛股権左衛門なので牛股権左衛門について語ろうと思います。
牛股権左衛門 道場では虎眼に次ぐ事実上のナンバー2である、虎眼流の師範。身分は郷士。にこやかな風貌を持つ巨漢だが、後に虎眼の刀によって口を裂かれたため、怪異な容貌となった。巨大な木剣「かじき」を通常の太刀の様に軽々と振い、青竹を素手で握り潰すほどの怪力を持つ。
シグルイを読んだことない読者に権左衛門のポジションをわかりやすく例えると『ワンピース』で言うところのエース、『はじめの一歩』で言うところ鷹村守、『NARUTO』で言うところのカカシ先生である
この牛股権左衛門、一見真面目な兄弟子キャラかと思いきや 濃尾無双と呼ばれる剣の達人岩本虎眼から剣を教わるため故郷に待たせていた恋人を絞め殺し、その場で自ら素手による去勢をおこなってまで剣の道を極めたがったり、いろいろあって虎眼の愛人の乳首をプギュという咀嚼音をたてながら食べたりと書き連ねたらただの異常者なのも魅力の一つ
エースがこれくらい強ければ白ひげが敗北者にならずに済んだかもしれません
↑戦ってもちゃんと強い
作中では人間離れした怪力から牛鬼と呼ばれ、木刀でバッタバッタと他流の剣士をなぎ倒していくわけですがそのワンシーンの 「人か魔か、牛股権左衛門!獣か、それ以下か!鬼か、それ以上か!」
という煽り文は本作中トップクラスのカッコ良さ
これくらい俺が強ければみんなを"守護れた"(まもれた)かもしれない
↑また世界線をループするゆこ
怪力キャラが嫌いな男子はいませんし、その圧倒的な"力"に胸がときめかない女子はきっとこの世にはいませんね
世の女性は今日もゴリラと牛股権左衛門に取り合いにされる妄想をしています 引きちぎられそうですね
↑死しても筋肉のみで復讐をしようとする牛股権左衛門 多くの読者が感動するシーン
まあこんな感じでふざけた紹介になってしまいましたが『シグルイ』は漫画誌に残る名作であり、牛股権左衛門以外にも魅力的なキャラが沢山出てくるので、気になったら手に取ってみればどうでしょうか
って話
じじいがつよい漫画って大抵おもれぇんだよなぁ……
ではまた〜